京都・詩仙堂の写真と観光情報を紹介します!
詩仙堂は江戸初期に石川丈山が1641年(寛永18)に造営、隠棲した山荘を元にしたお寺です。(石川丈山は小堀遠州と並び江戸初期の庭作りの名人として有名な人です。)詩仙堂と呼ばれて親しまれていますが、正式名称は凹凸?(おうとつか)です。
詩仙堂には奇抜な装飾や彫刻などはなく、庭園も含めてとても質素なものです。庭園も白砂を敷きつめて、周りにサツキを植えただけのものです。たったそれだけなのに、この詩仙堂の中心である“詩仙の間”からの庭園の眺めには感動を覚えます。清水寺や金閣寺とはまた異なった京都の、日本の良さを感じさせられる場所です。
サツキと楓の緑と白砂のコントラストが非常に美しくて、いくらでも眺めていられるような景色ですが、春や秋、冬などのどの季節によっても別の素晴らしい景色を見せてくれます。
春にはサツキが満開になり、庭園は桃色に染められます。秋には楓の紅葉とサツキのコントラストが素晴らしく、冬にはサツキに積もった雪が庭園を美しく演出してくれます。
僕はこの詩仙堂が京都の寺社建築の中でも特に気に入っています。この素晴らしい庭園は凹凸?(おうとつか)からの眺めとは別に、裏側からも観賞して楽しむことができます。
裏側には小さな池があり、その周りに綺麗に刈り込まれたとても大きなサツキがあります。その近くにはししおどしがありますが、このししおどしは石川丈山が考案したものです。実は日本で初めて庭園に取り入れられたのが、ここ詩仙堂です。
ししおどしが定期的に鳴らす乾いた音が響く、この素晴らしい庭園を是非皆さんも一度見に来てください。非常におすすめです。
詩仙堂への行き方(アクセス) 市バス 一乗寺下り松町下車 東へ徒歩7分
駐車場情報 近隣民営約30台有(有料)
車椅子による見学 介助のある場合は一部可
拝観・開館時間 9:00〜17:00
見学所要時間 約30分
休日・休館 5/23丈山忌 一般拝観休止
料金 大人 500円
高校生 400円
小・中学生 200円
備考 *受付は16:45まで
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