フランス
フランスは各地に行きまくったので結構写真があります(笑)プロヴァンスとコート・ダジュール地方の写真だけありませんが、それは今後の人生の楽しみにとってあります。ほかの地域はほぼ全て訪れたので、ここに各地方の写真と説明をまとめておきます。
このページを見るだけでフランスがどんなところなのか、どんな観光地があるのか、どの地方が面白そうなのかといったことが大体分かると思います。それでは楽しんでください。

1.アルザス・ロレーヌ・シャンパーニュ地方
2.ピカルディー・ノール地方
3.ノルマンディー地方
4.ロワール地方
5.ブルターニュ地方
6.イル・ド・フランス地方
7.パリ
8.大西洋岸地方
9.ミディー・ピレネー、ラングドック・ルシヨン、ケルシー、ペリゴール地方
10.オーヴェルニュ・リムーザン地方
11.ローヌ・アルプ地方
12.ブルゴーニュ地方
13.フランシュ・コンテ地方
14.コート・ダジュール、プロヴァンス地方
15.コルシカ島
アルザス、ロレーヌ、シャンパーニュ、フランシュ・コンテ地方
この地方はフランスの中でも特にお気に入りの場所です。チーズやワインの世界的な名産地で、街の郊外にはどこまでもぶどう畑が広がっています。可愛らしい街並みがフランスらしいこの地方のおすすめの場所をいくつかご紹介します。
「リクヴィル」
リクヴィルは「ぶどう畑の真珠」と呼ばれ、"フランスで最も美しい村"にも選ばれた人口2000人に満たない小さな村です。古くからワイン造りの村として知られていてぶどう畑のど真ん中にあります。
街歩きをしてもその美しさを味わえると思いますが、村の背後にあるぶどう畑の丘を登ればリクヴィルの村と遠く続くぶどう畑を一望でき、素晴らしいの一言に尽きます! むしろこっちがメインじゃね?レベルです。僕たち一行はここからの景色が素晴らしすぎてお腹がいっぱいになったので、この村の中には入らずに帰るという暴挙に出ました(笑)まぁこの場所で死ぬほどはしゃいだので悔いはないです。
ここら辺にお弁当とかを持ってきてピクニックとかしたら、ものすごく素敵な休日になりそうやなって思いました。街中の写真はないですけど、どうせ最高なのでアルザスに行くなら是非ここに行ってくださいね^^(笑)
「ストラスブール」
ストラスブールは交通の要所として栄えてきた街で、街の名前の由来は”道の街”です。ドイツ国境と凄く近くてドイツの影響を多く受けていたのが印象的です。ここは木組みのアルザス地方特有のメルヘンチックな家が多くて、街並みがめっちゃ綺麗、というか可愛いです。
そして何よりこの街には”ノートルダム大聖堂”があります。僕はフランス国内だけで多分100以上の有名な教会を見てきましたが、この教会ほど美しく感動した教会はありませんでした。高さは142mで中世に建てられた教会の中では最高を誇り圧倒的なデカさです。また正面には彫刻がびっしりと彫られていて、その繊細さと美しさには畏敬の念を覚えました。こんなもん造れるとか人間ってすげぇ!!って関心した記憶があります。 フランスの都市の中でもここはおすすめです!
「コルマール」
コルマールは”ハウルの動く城”のモデルになった街として凄く有名なところで、戦災を免れた中世の可愛らしすぎる街並みが残っています。狭い運河沿いに建てられた木組みの家の可愛さに世界中の人が魅了されています。もちろん僕も超この街が超大好きです! 新市街と旧市街に分かれているので、街に着いたら旧市街に直行してください(笑)
小さな船に乗ることができるので、それに乗って運河沿いを観光するのも凄く面白そうでした。僕はここで食べたアルザスのチーズで作ったキッシュの味が忘れられないです。チーズ好きなんで^^
ピカルディー・ノール地方
フランスの北端、ベルギーと国境を接し、海を挟んでイギリスを望むこの地方は、古くから商業の伝達路であったために、フランスの中で最も早くから開発されていました。観光地として脚光を浴びることのあまりない地方ですが、僕が訪れた「アミアン」にあるアミアン大聖堂はそれはもう素晴らしかったので、イギリスやベルギーに向かう途中にでも寄ってみてください。
「アミアン」
アミアンといえばアミアン大聖堂(ノートルダム大聖堂)というくらい有名な聖堂があります。アミアン大聖堂はフランス最大のゴシック様式の教会で、ゴシック建築の傑作として世界遺産にも登録されています。あんまりデカいんで、最初見たときにはビビりました。そして正面(ファサード)に彫られた彫刻の美しさと、緊張感の半端ない神々しすぎる内部空間に鳥肌が立つくらい感動しました。
この教会は13世紀に建てられたもので民衆に信仰を促すための効果も期待されていたものですが、その時代にこんなもん見せられたら神様がおるって直ぐに信じたやろうなと思います。それくらい凄かったです。
夏やクリスマスの時期の夜になると、このアミアン大聖堂の正面にレーザー光線によってプロジェクションマッピングが行われ、創建当時の美しく着色された大聖堂の姿が蘇ります。現在の色彩のない白亜の大聖堂も凄く好きですが、このカラフルなアミアン大聖堂も圧倒的に美しいです!
あとライトアップ前には正面の階段あたりに街の人たちが集まってきて、その前で紙芝居屋やオルガン屋?(レバーを回すと音楽の流れる謎のオルガンっぽいやつを持ってるおっさん)がみんなを盛り上げます。こういうのも日本にあればええなーって思うくらい気持ちのなごむ風景でした。
あと運河沿いにあるサン・ルー地区も街並みがきれいだし、レストランやカフェが並んでいて活気があっていい感じでしたよ。お勧めです。
ノルマンディー地方
フランス北部、イギリス海峡に面した一帯は、9世紀ごろに北方から移り住んできたノルマン人(ヴァイキング)にちなんで、ノルマンディー地方と呼ばれています。ノルマンディーと言えばやはりモンサンミッシェルが有名で、孤島に建てられた修道院の神秘的な雰囲気で世界中の人々を魅了している世界的な観光名所となっています。まぁモンサンミッシェルは誰でも知っていると思うので、その他の日本ではあまり知られていない街を紹介していきたいと思います。
「カン」
カンは第二次世界対戦のノルマンディー上陸作戦の舞台となった場所で、1944年6月6日の未明に始まった連合軍による史上空前規模の上陸作戦によって、歴史ある美しいこの街は4分の3を焼け野原にされました。しかし現在はその傷跡はどこにも残っておらず、見事に蘇った美しい街並みが特徴的です。
戦災を免れた”男子修道院”と”女子修道院”がこの街の見どころです。男子修道院の前には各国の国旗が風になびいていて凄く綺麗でした。修道院の中はガイド付きの見学ツアーで見て周ることができて、中庭が凄く綺麗でした。僕が印象的だったのは女子修道院で、すぐ横に建っているトリニテ教会の奥のステンドグラスの色が怖すぎてビビりました。奥は暗くて、そこにシンプルな紫色のステンドグラスが怪しく光っていました。あれはヤバいです(笑)
「ルーアン」
ルーアンはローマ時代からの歴史を持つ古都です。木組みの家が並ぶ旧市街には、荘厳なゴシック模様の大聖堂や教会が点在していて、「街そのものが美術館」と呼ばれるほど美しい街並みを持っています。また、この街は15世紀にジャンヌダルクが火炙りになって処刑された場所としても有名で、悲劇の場所には彼女の名前をとったジャンヌダルク教会がたてられています。
街並みも気に入っていますが、やはりノートルダム大聖堂が凄く良かったです。高さ152mの尖塔が街の色んなところから見えますし、美しすぎました。凄く繊細な彫刻が教会の正面に施されていて、ずっと見ていたくなるような美しさです。僕が見た教会の中でもトップクラスの美しさでした!
モンサンミッシェルに行った後はパリにすぐ戻るんじゃなくて、ここまで少し足を延ばしてみるものいいかもしれませんよ!
ロワール地方
この地方も僕の好きな地域の一つです。フランス最長のロワール川沿いには数多くのメルヘンチックな古城が建てられていて、凄くフランスを感じる地域です。
ここは”フランスの庭”と呼ばれていて、この地域にフランスらしい美しい森や丘、小川にぶどう畑などが小さく凝縮されています。一度訪れれば、何故この土地がこれほどにフランスに住む貴族や文化人、庶民から芸術家までたくさんの人々を魅了してきたのかが分かると思います。
僕はロワール川沿いに自転車で走って古城巡りをしたことがあり、数多くのお城を訪れたのでその中でもオススメの”お城”を紹介したいと思います。
「アゼールリドー城(Azey-le-Rideau)」
アゼールリドー城はアンドル川というのほとりに建てられたルネッサンス建築の傑作です。このお城の正面には長く続く木で囲まれた道があって、その木々の奥に見えるこの城の佇まいに見とれてしまいました。この城の奥には池が造られていて、その水面に映ったアゼールリドー城の美しさは必見です。内部は博物館の様になっていて、昔使われていた部屋や調度品を見ることができます。ここはぜひ行ってみて欲しい場所です!
「シャンボール城」
アホほどデカいお城でユネスコの世界遺産にも登録されている凄い城です。しかもこの城はまさかの、”狩猟小屋”として建てられたものです。敷地の面積はパリと同じ、城の中には400以上の部屋があります。全然小屋ちゃうやん(笑)っていうのが僕の月並みな感想です。普通にこの城の中で迷子になりました(笑)だって階段77こもあるし(笑)
僕はデカいものが好きなので、もちろんこの破格の大きさを持つお城はすぐに僕のお気に入りの城となりました!正面からの眺めも美しいし、背後の河を挟んだ向かい側からの眺めも最高です。内部も豪華絢爛で凄く良かったのでおすすめですよ!
「ソーミュール城」
ソーミュール城はその名の通りソーミュールという街の小高い丘の上に佇んでいるロワール渓谷沿いの城の中でも人気の高い城です。ここも世界遺産に登録されています。というかこの地域にある城は大体登録されています。この城自体が素晴らしく美しいですが、ロワール川沿いの青い屋根で統一されたソーミュールの街並みもそれと同じくらい美しいです。夜になるとお城がライトアップされて、白亜の城壁が暗闇の中に映し出されて凄く綺麗でした。街並みとセットでこの城はおすすめです。
「ユッセ城」
ユッセ城は”眠れる森の美女”のモデルとなった城でとても有名です。背後に深い森があり、白い城と森の深い緑がとてもよく似合っていて素敵でした。城の内部には眠れる森の美女のワンシーンを再現したセットが各部屋に置かれていて面白かったです。有名な割に僕が訪れたときにはあまり人がいなかったので、ゆっくりと見て周ることができたのも好印象でした。庭に咲いていた真っ赤なバラが凄く印象的でした。あと古い自転車を改造して植木鉢にしているのを見て、こいつらは天才かと驚いた記憶があります。城と関係ないですけど(笑)
ブルターニュ地方
フランスの最西端、北はイギリス海峡、南は大西洋に面し、ワニの頭部さながらに海に突き出しているのがブルターニュ地方です。雨の多い海洋性気候、独特の歴史と文化が、この地方をフランスの中でも個性の強い地域としています。その中でも僕のおすすめする「サン・マロ」について紹介します。
「サン・マロ」
サン・マロは海の男たちの街です。この港町から多くの船乗りが出航し、カナダを発見した16世紀の冒険家ジャック・カルチェを代表とする男たちが、広い海を舞台に数々の武勇伝を残しました。サン・マロはエメラルド色の海に囲まれ、訪れる人の気分を開放的にするブルターニュで最も人気のあるリゾート地の一つとなっています。
中世の歴史的な街並みがそのまま残っている美しい景観もサン・マロは持っていますが、かつてかの第二次世界大戦で街は壊滅的な被害を受けてしまいましたが、戦後、崩れ落ちた石を一つ一つ積み上げて元通りに復興したという、瓦礫の中から蘇った不屈の街でもあります。マジ感動です。
ビーチには昔使われていた旧要塞があり、干潮のときには歩いてその島まで行くことができます。僕が訪れたときはちょうどそうでした。自然の海水を利用したプールなんかもあって素晴らしいアイディアです。このアイディアを日本でも使ってくれたらいいのにと羨ましく思いました。地中海とは雰囲気の異なるこのビーチリゾートに是非行ってみて下さい!
イル・ド・フランス地方
「フランスの島」という名の通り、セーヌ川、オワーズ川などの流れに縁どられた、自然豊かな場所です。ブルボン王朝の富と繁栄の証である豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿。歴代のフランス君主が愛したフォンテーヌブローやシャルトルブルーと呼ばれるほど美しいステンドグラスで有名なシャルトル大聖堂など、見どころが数多く存在しています。イル・ド・フランスはまさにフランスの歴史的遺産の宝庫と言える場所です!
「フォンテーヌブロー城」
フォンテーヌブローの宮殿と庭園という名前で世界遺産に登録されている広大な庭園を持つ宮殿です。(フォンテーヌブロー城とも呼ばれています。)
ここはもともと狩猟するときに宿泊する施設として建てられたものでしたが、ルイ16世までの7代のフランス王が各時代の建築物を継ぎ足して出来上がった城です。そういう経緯があったために、この城をぐるっと一回りすれば12世紀から18世紀までの建築様式を順番ずつ見ていけるという、歴史好き、建築好きにはたまらない建物となっています。
きらびやかさではヴェルサイユ宮殿の方が上ですが、落ち着き洗練された装飾がちりばめられたフォンテーヌブロー城は調和的な美しさがあります。僕はフォンテーヌブロー城の方がヴェルサイユ宮殿より好きです。
パリ
言わずと知れた花の都パリです。この街の観光スポットには行きまくりましたが、その中でも特に良かった場所を紹介します。
「サント・シャぺル」
僕が初バックパッカー旅行に旅立つ契機になった思い出の教会です。建築写真集を読んでいたときにこの”サント・シャぺル”を発見したんですが、その説明に”光の交響楽”と書かれているのを見て、これは行くしかねぇ!と旅に出ることを決意しました! ホントです(笑)
一階部分はごく普通の出で立ちで、あれ?しょぼくね?と一瞬思いましたが、2階部分には部屋全体がステンドグラスに囲まれたまさに、”光の交響楽”が奏でられているような美しさに満ちた空間が広がっていました。旅に出て本当に良かったと思えましたし、僕の中ではここがパリで一番でした!
パリのノートルダム大聖堂があるシテ島の真ん中あたりにひっそりとあるので、ノートルダム大聖堂に行くついでにというかむしろこっちをメインに行ってみてください!!
「オルセー美術館」
ルーブル美術館も良かったですけど、個人的にはこっちの小さくまとまっている感じのほうが好きでした。かつての駅舎という美術館の建物自体も素晴らしくてお気に入りです。展示されている作品も印象派の作品が多くて良かったです。お気に入りは一階にあるルノワールの「ムーラン・ド・ギャレット」です。
「マドレーヌ教会」
ここの存在を僕は知らなかったんですが、このマドレーヌ教会の前を自転車で通ったときに、”なんでこんなところにパルテノン神殿が!?”とめっちゃ驚きました。見た目は完全に神殿なのに中は教会というツッコミどころ満載の謎建築ですが、内部の天井にはローマのパンテオンをオマージュしたドームが身廊部分に並んでいて壮観でした。新古典主義というやっぱ昔のもんが最高やろ!っていう主義主張に基づく教会ですが、僕も古いものほど好きになる傾向があるのでこういう古典を引き合いに出す建築が好きなんです。
「エッフェル塔」
定番中の定番ですけど、やっぱええもんはええ。そういうことです(笑) はじめてこれを見たときは本当に美しいと思いました。創建当時にはパリ中から大ブーイングをくらったそうですが今はパリの顔です。ということは僕の大嫌いなポンピドゥーセンターもエッフェル塔化するんでしょうか?(笑)
「パレ・ガルニエ(オペラ座)」
これも超定番ですけど、内部の装飾は一見の価値ありです。豪華絢爛とはこういうことだ!と主張するようなコテコテの装飾を見られます。普通に良かったです。
大西洋岸地方
ピレネー山脈を源流とするガロンヌ川と、中央山塊を源流とするドルドーニュ川が、ボルドーの北で交わってジロンド川となり大西洋へと注ぎ込まれています。この三つの河の流域に、世界最高のワインを生み出すぶどう畑が延々と広がっています。この地域の文化的、経済的な中心地なのが「ボルドー」です。ここではそのボルドーについて紹介します。
「ボルドー」
世界的に有名なワインの生産地であるボルドーはワインを語る上で欠かすことのできない街です。街の起源はローマ時代にさかのぼり、18世紀にはワイン貿易で黄金時代を築いた歴史の街でもあります。街にはかつて栄華を極めた時代に作られた古典的な重厚な建造物が至る所に残っています。また、”月の港、ボルドー”として世界遺産にも登録されています。
街のシンボルでもあるサンタンドレ大聖堂の左隣にある、ペイ・ベルラン塔が個人的にお気に入りです。この塔には登ることができて、ボルドーの青を基調として統一された美しい街並みを一望することができます。また、ボルドーには世界で最も美しい劇場の一つである”大劇場”もあります。パリのオペラ座のモデルにもなった素晴らしい所です。ワインに興味のない人でも楽しむことのできる魅力満載の街なのでぜひ行ってみて下さい!
ミディ・ピレネー、ラングドック・ルシヨン、ケルシー、ペリゴール地方
3000m級のピレネー山脈が背後に迫るミディ・ピレネー地方。夏は避暑、冬はスキーと1年を通して観光客を集めています。同じピレネーの麓でも地中海に近づくにつれて趣きは変わり、地中海沿岸沿いのラングドック・ルシヨン地方では、まぶしい太陽のもと、どこまでもぶどう畑が続きます。
内陸部に入ると、緑の豊かな大地を流れる川や中世そのままの空気の流れている村々などフランスで最も美しいと言われている田舎の風景に出合うことができます。
この地方にはおすすめの場所が沢山あるんですが、その中でも特におすすめの場所をいくつか紹介します。
「ドルドーニュ渓谷の美しい村」
ドルドーニュ渓谷というドルドーニュ川に沿った地域には「フランスで最も美しい村」と称される村が密集しており、数々の可愛らしい村に出会うことのできる場所です。ロワール地方は古城の多い地方として有名ですが、ここドルドーニュ川沿いにはなんと1200以上の城が残されています。ロワールとは異なる遺跡感の強い退廃の美しさを感じることができます。
オススメは「ベナック・エ・カズナック(Beynac-et-Cazenac)」「ラ・ロック・ガジャック (La-Roque-Gageac)」「ドンム」「サルラ」です。
「ベナック・エ・カズナック(Beynac-et-Cazenac)」
「ベナック・エ・カズナック」にはベナック城という14世紀頃に造られた保存状態のいい城があります。この城は絶壁の上に建てられていて、その崖に下に小さい家が身を寄せ合うように密集しています。崖と城と密集した家々が素晴らしく美しい景観を生み出しています。ドルドーニュ川の真横にあるこの村はそのロケーションも同じく素晴らしいです。川に映るベナック・エ・カズナックの姿は必見でしょう!
「ラ・ロック・ガジャック (La-Roque-Gageac)」
「ラ・ロック・ガジャック」も断崖絶壁の下にある村ですが、こちらはより可愛らしい感じです。断崖に張り付くように並ぶ景観は美しいというより、どちらかというとけなげというかちんちくりんというか、ものすごく可愛かったです。誰がどこから撮っても絵葉書の様な素晴らしい画が撮れると思います。超おすすめの村です!!
「ドンム」
「ドンム」はこの地方特有の城塞都市のひとつです。黄金色の石でできた13世紀の城塞が今も残っており、丘の上にその城塞に囲まれるような形で村が広がっています。この村から見るドルドーニュ渓谷の景色もまた素晴らしいの一言です。遠くベナック・エ・カズナックやラ・ロック・ガジャックも見ることができます。
「サルラ」
「サルラ」は中世からルネッサンス、17世紀の建築が混在して残っている独特の街並みで有名で、町全体が博物館の様になっています。この街ではクルミのオイル、フォワグラ製品、チーズが特産品で、それを買い求めに来た大勢の人が黄色い石で造られた可愛い街並みの中でワイワイやっている感じがすごく素敵でした。
上で紹介した村はアクセスが難しく車か自転車でないと行くことができませんが、ここサルラは電車で簡単に来ることができます。ここサルラを起点として近くの村を周るっていうのが超おすすめです! 僕は自転車で周りましたよ。
オーヴェルニュ・リムーザン地方
この地方には今は休火山になった中央山塊があり、その火山の噴火でせき止められた川があちこちに大小さまざまな湖を造って、赤黒い火山岩と相まって独特の美しい景観を造っています。火山による豊かな水に恵まれたこの地方は、ヨーロッパ屈指のミネラルウォーターの産地となっていて、ここでみんなもよく知っているボルヴィックやヴィシーを作っています。
僕のお勧めは、丘の上に造られた”黒い街”、「クレルモン・フェラン」です。
「クレルモン・フェラン」
クレルモン・フェランは、近くの火山から採ってきた黒い石で家や教会を造っている”黒い街”です。僕が訪れたときはあいにくの悪天候でしたが、雨がこの黒く重い雰囲気の街になんと似合うことかと驚いた記憶があります。この黒い街の中でも傑出して美しいのは街のシンボルである”ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂”です! 僕の最高に好きな教会でもあります。
何百年もの時を経てより黒ずんだ漆黒のノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂を初めて見たとき、なんてイケメンな教会なんだ・・・と感動しました。(笑) 入口の扉も黄色と赤色で左右で色が違い、真っ黒な教会と相まって美しすぎました。彼らの感性は一体どうなっているんだ・・・と一人感心していました(笑)
この教会には登ることもできて、遮るものの全くない最高の景色を堪能することができます! ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂の北東には”パスカルの道(Rue Pascal)”というこの街出身の哲学者パスカルにちなんだ名前の小道があって、そこら辺の街並みがいい感じに黒いのでぜひ行ってみてください!
ローヌ・アルプ地方
フランス南東部に位置し、スイス、イタリアと国境を接するローヌ・アルプ地方。リヨンなどのローヌ川流域の町は、その地の利と豊かな水の恵みにより、古くから繁栄してきました。雄大なアルプスを望む山岳地帯は、シャモニ、グルノーブル、アルベールヴィルと過去三回も冬季オリンピックが行われた地方であるだけに、広大でよく整備されたスキー場で知られています。夏はハイキングやトレッキングが盛んで、一年を通して行える様々なアクティビテイがあり、年中多くの人で賑わっています。
「リヨン」
リヨン抜きにこの地方を語ることは出来ません。文化的、経済的な中心であるだけでなく、ローマ時代から続く長い歴史を感じさせる建築物が数多く街中に残っています。かつてフランスルネッサンスの中心地だったリヨンは、ルネッサンス建築物群の中で最も美しいものの一つとして世界遺産に登録されています。ソーヌ川とローヌ川沿いやフルヴィエールの丘に広がるオレンジの屋根で統一された街並みは素晴らしいの一言です。下から丘を見上げても、丘から街を見下ろしても最高の景色を見ることができます。
またこの町はフランスグルメでも超有名で、「美食の街」として世界に知られています。映画が世界で初めて開発されたのはここリヨンです。映画好きな人は街にあるリュミエール博物館という映画博物館をおすすめします。この場所で100年前の1895年の3月に映画が誕生したのかと思うと、誰しも感慨にとらわれずにはいられないと思います。
ブルゴーニュ地方
この地方に向かう電車の窓から景色を眺めていると、なだらかな起伏のあちこちに、白壁に赤い屋根の集落が点在しているのが見えるようになってくる。これがブルゴーニュ地方の風景です。ブルゴーニュ公国の首都だったディジョンを中心として南に穀倉地帯が広がっていて、ブルゴーニュ地方はフランスの食糧庫と呼ばれています。
丘を埋め尽くしているフランス特有の背の低いぶどうの木が秋になると黄色い葉をつけるようになり、丘という丘が黄金色に染められる様から、この地域は「黄金の丘」と呼ばれています。日本でもおなじみのボジョレー・ヌ―ヴォーもこの地域で作られています。ブルゴーニュ地域のおすすめの場所をいくつか紹介します。
「フォントネー修道院」
フォントネー修道院は現存する最古のシトー会修道院で世界遺産にも登録されています。清貧、質素を厳格に守っていた修道士たちが暮らしていたこの修道院は、人里離れた山奥にひっそりとたたずんでいて観光客もまばらでした。
しかしこの装飾を極限まで排した修道院建築の中を見て周っていると、心が落ち着いていくのを感じます。本当に静かで、修道院の中庭などは時間が止まっているのかと思うくらいでした。僕のお気に入りは礼拝堂で、全く装飾のない空間ですが、立ち止まるとまるで包み込まれるような感覚になりました。
日本的な美をこのフォントネー修道院の各地で感じましたし、日本的な美的感覚にマッチしていたから僕はこんなにこの場所が好きになったのかもしれません。凄く落ち着ける場所なので、そういう静かな所が好きな人はきっと気に入ると思います。
「ボーヌ」
ボーヌは"黄金の丘"の中心地で穏やかな気候と自然の恵みに支えられた、ブルゴーニュの名だたる名醸地が連なる赤ワインの名産地です。ここボーヌで作られたワインは毎年11月の第3日曜日にワイン市場でオークションにかけられます。このイベントは"栄光の3日間"と呼ばれ、世界中からブルゴーニュワインを求めてワイン業者がこの街に集まります。
この地方の屋根は独特のきらびやかな模様をしており、教会の屋根もこの可愛い模様になっています。その中でもひときわ美しいのは"オテル・デュー"という貧しい人のために建てられた病院の建物の屋根です。ここは必見です!
この病院の運営費は病院所有のぶどう畑からできるワインで賄われています。しかも特級のワインでかなり人気が高いそうです。ワインで病院経営とかフランス半端ねぇといわざるを得ません(笑)この街にはワインショップがめっちゃあるのでワインが好きな人には天国かもしれません!
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