京都・三千院の写真と観光情報を紹介します!
三千院は聚碧園(しゅうへきえん)と有清園(ゆうせいえん)という苔の大変美しい2つの庭園があることで有名な門跡寺院です。
京都市内から北東へ進んだ大原の里に位置し、周りを山に囲まれた自然豊かなところに三千院はあります。
三千院の歴史は1200年前に遡り、最澄が比叡山に一院を開いたのが始まりです。その後、比叡山、近江坂本、京都市内と寺院は移動し、明治維新の後に現在の大原の地に移り、「三千院」と名乗るようになりました。
この地に仏教音楽の根本道場が開かれ、「仏教音楽・声明」の聖地、「念仏」による祈りの里として往生極楽を願う人々の憧れの里となってきた場所です。
現在ではその美しい庭園と苔や桜、アジサイ、紅葉などの四季によって異なる美しい色彩で人々を魅了しています。そんな“三千院”のおすすめの見どころを紹介しようと思います。
一つ目のハイライトは作家の井上靖が“東洋の宝石箱”と絶賛したほど美しい庭園、「聚碧園(しゅうへきえん)」です。正面の門(御殿門)をくぐって受け付けを済まして、中に入ると直ぐのところにあります。
丸く刈られた皐月が庭園の斜面にいくつも並べられていて、何とも素晴らしい演出がなされています。この美しい庭園を眺めながら、庭園内を流れる小川や庭園手前にあるししおどしから流れる水のせせらぎを聞いていると時間がたつのを忘れて見入ってしまいました。
この庭園の手前には長い縁側があって、そこではお寺の人が入れてくれるお茶を飲みながら美しい庭園を眺めることができます。大勢の人が庭園とお茶を楽しみながら思い思いの時間を過ごしていて、中々心を落ち着けることのできる場所です。
次の三千院の見どころは建物を先に進み屋外に出たところにある、有清園(ゆうせいえん)という庭園です。ここは苔が辺り一面に広がっていて非常に神秘的な場所です。ここにある建物が宸殿(しんでん)と呼ばれる法儀を行うところで、苔で覆われた庭園の中に建っている様は大変美しいです。
秋になるともみじの赤い葉っぱが苔の深い緑と相まって非常に美しい景観を生みます。緑のじゅうたんに乗ったもみじの落ち葉がいい味を出して最高です!
この有清園にある往生極楽院の裏手には“わらべ地蔵さま”という子供のお地蔵さんがあって、これがめっちゃ可愛いです。みんなで6体のお地蔵さんがいらっしゃって、苔で覆われたり苔の上に寝そべっていたりとかなり自由です(笑)
こういった厳かな場所にあるというギャップもあって凄く癒されるので、三千院に来たら必見です。
ここ三千院の敷地は凄く広いので、他にも勝林院や宝泉院などの素晴らしい見どころもあるので、時間のある人は行ってみて下さい。特に宝泉院の庭内の五葉の松は、樹齢700年を超えていて、近江富士を型どった見事な木です。めちゃくちゃデカくて初めて見たときは驚きました。
宝泉院ではこの松を眺めながら抹茶と和菓子を楽しむことができるので、僕としては凄くオススメです!
交通案内 京都バス大原下車 徒歩約10分
駐車場情報 民営参道に多数有
車椅子による見学 可
聚碧園〜極楽院・有清園〜奥の院
奥の院と順路最後に障害者用トイレ有
拝観・開館時間 9:00〜17:00
見学所要時間 約50分
休日・休館 無休
料金 一般 団体(30名以上)
大人 700円 600円
大学生 700円 600円
高校生 400円 300円
中学生 400円 300円
小人 150円
予約方法 団体説明希望予約要(Faxにて)
備考 拝観時間:12〜2月は16:30まで
開門 閉門
3月〜10月 9時 17時30分
11月 8時30分 17時30分
12月〜2月 9時 16時30分
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